
こんにちは!僕は焼津市で冷凍かつお・まぐろの買付と加工を行っている「山福水産」のことをとことん調査するために派遣された猫の“とびまる”。
焼津の町にすごいイベントがあるらしい…その名も「すげぇら焼津」!
ウワサを聞きつけ、さっそく調査開始するニャ。
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- 【すげぇイベントの正体!?】
開催日:2025年3月20日(木・祝)~2025年3月21日(金)
参加企業数:17社!
🕵️♂️すげぇら焼津って!?
どうやら、焼津にある工場やお店のヒミツをこっそり大公開するイベントらしい!
普段入られない工場の中に入ったり、職人さんのお仕事を間近で見たり・・・
さらに自分で体験もできるらしい!
- 【すげぇイベントの正体!?】
でも普段入ることができない場所を見られるなんて、何のためにやっているのか調べてみた!
関係者にこっそりと聞き込みをすると、こんな証言が…!
✅ 「焼津にはお魚だけじゃなく、様々な産業の工場がたくさんあるって知ってほしい!」
✅ 「工場の中ってどうなっているの?っていうワクワクを体験してもらいたい!」
✅ 「地元の会社どうしも仲良くなって、もっと焼津を盛り上げたい!」
✅ 「将来の仲間を見つけるために、仕事の魅力を知ってほしい!」
✅ 「すげぇ工場がいっぱいある焼津に誇りを持ってほしい!(シビックプライドの醸成)」
どうやら、このイベントは町全体で協力して、焼津のすごさをみんなに知ってもらうために開催するようだ!
ここに来れば、普段見られない工場の裏側を見て、ものづくりの楽しさを体験できる。
子どもも大人も楽しめる、まさに「すげぇ!」イベントな模様。
早速、とびまるは 山福水産 のオープンファクトリーに潜入した。
ここが今回のターゲットか・・
よし!潜入開始!!
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- 山福水産での見学の流れ(3月21日)
1. 会社説明(山福水産の歴史や仕事について学ぶ)
2. 超低温冷蔵庫 -60℃の世界を体験!(冷凍技術のすごさを実感)
3. 職人の話を聞きながら加工現場をのぞく!(プロの技を間近で体験)
4. 炭火焼かつおたたきを試食!(実際に味わうことで焼津の魅力を感じる)
- 山福水産での見学の流れ(3月21日)
1.会社説明(山福水産の歴史や仕事について学ぶ)
今回 工場見学をする 山福水産のこと、魚のことを事前にお勉強。
教えてくれるのは 山福水産の見崎社長。
映像やぬいぐるみを使って分かりやすく教えてくれたよ。
小学生もみんな真剣に聞いているね。
ここでお魚クイズ!!「かつおはどっち!?」
みんなは分かるかな~?
オラは焼津在住歴も長いし、大好物だから、すぐにわかったニャ!
答えは「A」
お腹に3本線があるよね?それが カツオの特徴 だよ。
ちなみにBはマグロだニャ~。マグロも大好物♡
とびまるも大好きなお魚だけど、どうやら日本の海が変わりつつあるみたい・・・。
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- 【日本の海の環境がおかしい!?】
地球温暖化など様々な環境の変化もあり海水温が上昇。
暖かい地域で取れていた魚が北海道で取れることも。
海の環境の悪化や、温暖化で気候の変化により カツオなどのお魚が取れにくくなっています。
- 【日本の海の環境がおかしい!?】
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その話しを聞いてオラは不安になったよ。
もし、大好きな魚が食べられなくなったら・・・?
見崎社長
「山福水産は、一度に大量の魚をとりすぎない”一本釣り”という方法で漁をすることや、海を大切にする証明(MSC認証)を受けた原料を使い、環境を守ることも目指しています!」
オラの大好きな魚を守るために色々取り組んでくれているんだニャー。
他にも、山福水産では海の恵みを守るために使われない カツオ や まぐろの頭や骨などを大切に使って、農業の肥料を作っているとのこと。
この肥料は、海の栄養がたっぷり入っていて、土にも優しいらしい!!
2018年からこの肥料を使って、お米を育てる取り組みを開始。
そこで出来たお米を使ったおむすび屋さんの「こめふく」も運営しているんだって!
まさに 海から山へめぐみの循環 でいただける最高のおむすびを作っているニャ。
このおむすびのかつおぶしは、何とかけ放題らしい・・・!!
贅沢だニャー!!
こめふくの詳細はこちらの記事からもチェックしてみてね。
⇒こめふくのこと
💡 カツオとマグロの見分け方、もうバッチリ!
・カツオ → お腹に3本線がある!
・マグロ → お腹に線がない!
💡 海の環境が変わって、お魚がとれにくくなっている…💦
💡 でも、山福水産は 海の恵みを大切にするための工夫をしていた!
💡 「こめふく」のおむすび、カツオぶしかけ放題で最高!!✨
2.超低温冷蔵庫 -60℃の世界を体験!(冷凍技術のすごさを実感)
まず案内されたのは、-60℃の冷凍庫。入る前に「一瞬でメガネやスマホが凍りますよ」との忠告。恐る恐るドアを開けると…
「うわっ、寒い!」
一歩足を踏み入れた瞬間、空気がピリッと張り詰め、鼻の奥がツンとする感覚。これが 超低温の世界 か…!
水で濡らしたタオルもこの通りカッチカチ!
「寒い」を通りこして「痛い」の世界。
魚は生きたまま船内で即時に凍結。水揚げ時の品質を維持したまま、この-60℃の冷蔵庫へ運ばれ、保管。
超低温で保管されることで、鮮度を落とさず新鮮な商品をお届けできるのです!メガネも凍ります。
ここでは、獲れたての魚の鮮度をそのまま保つために、職人たちが毎日作業しているとのこと。
💡 水で濡らしたタオルが凍るが一瞬で凍る極限環境。
💡 一歩入ると、寒いを通り越して「痛い」。
💡 魚は水揚げ直後に急速冷凍→品質保持のために-60℃で保管。
🔎 調査結果:焼津で水揚げされた海の恵みを最高の状態で届けるため、職人たちは人間には過酷な環境で日々戦っていた!
3.職人の話を聞きながら加工現場をのぞく!(プロの技を間近で体験)
寒い冷凍庫のあとは、加工場の見学へ。
ここではスーパーで並ぶお刺身や、お寿司屋さんのネタになるようマグロやカツオを切ったり、削ったり、焼いたりしているよ。
バンドソーという電動のこぎりを使って魚を切り分けるのだけど、この作業は危険と隣り合わせ。誰でもできる仕事では無いのだ。
危険が伴う作業の多い加工場。
けがの防止に金属の手袋をつけるよ。
「思ったより重い・・・」
機械を使って加工する際にはこの手袋をつけて指などが切れないように注意をしているんだって!
ここで カツオ職人に小学生から質問が。
「この工場の中も寒いの?」
職人:加工場内は大体8℃くらいだよ。手がかじかむから、軍手やビニールの手袋をつけることもあるよ。ここで作業をしている人は寒さのあまり、指の皮が厚くなっている人もいるよ。
小学生「えぇ、厚くなっているの!!」
💡 バンドソー(電動ノコギリ)を駆使したカット作業 →熟練の職人だけができる危険度MAX工程!
💡 手を守るために金属製の手袋を装備 → 安全対策バッチリ!
💡 加工場の温度は8℃ → 冷たい環境で一本一本を手作業。
🔎 調査結果:「美味しい魚の裏には、職人たちの並々ならぬ努力があった!」
③ 炭火焼かつおたたき—職人が仕上げた絶品の味を実食!
最後は、お待ちかねの試食タイム!✨
炭火焼カツオたたきは、香ばしい炭の香りが立ち上り、食欲をそそる…。
ひと口食べてみると、外は香ばしく、中は驚くほどジューシー。
🤤 「こんなカツオ、食べたことない…!」
山福水産の解凍名人から美味しい解凍方法のレクチャーがありました。
1)真水に付けて約1時間かけて解凍
2)高い温度にならないため、美味しく解凍ができる
家の冷凍庫で保存する場合は「2週間以内」にいただくと美味しく食べられるそう。
山福水産で加工したマグロやカツオは山福の通販サイト『福えらび』か、直接 山福水産で購入が可能とのこと♪
💡 味の決め手:「炭火の香り × 高品質な魚」
💡 解凍の極意:
・真水につけて1時間かけて解凍
・ 高温を避け、鮮度をキープ
💡 保管の注意点:冷凍庫保存は2週間以内がベスト
🔎 調査結果:「この味、一度体験したら忘れられない!」
最後に参加してくれた特派員の仲間たちに本音を聞いてみたニャン!
🎤【参加者インタビュー】
〜見て、感じて、驚いた!山福水産 オープンファクトリーの舞台裏〜
Q:今回の見学の中で、印象に残った理由を教えてニャ?
Aさん:焼津に住んでいながら、こんなに知らないことがあったなんて…と驚きの連続でした。地元の魅力を、改めて実感できた貴重な体験になりました!
Bさん:本当に全部が初めてのことばかりで、ひとつひとつがとても腑に落ちました。
現場の皆さんが、危険と隣り合わせで命を懸けて仕事をされていることも実感できて…私たちが“気軽に美味しく食べられている”という背景に、ものすごい努力があるんだなと、心から感謝の気持ちが湧いてきました。
Dさん:「-60℃の冷凍庫」と「加工工程の見学」は、もう、強烈なインパクト!テレビでは見たことあっても、実際に自分が体験するのはまったく違いました。忘れられない体験です!
Q:今回の見学を通して、水産加工業のイメージは変わったかニャ?
Cさん:はい、ものすごく良くなりました!
特に「ワンフローズン」という技術に驚きましたね。保管・運送・加工まで鮮度を落とさずに届ける工夫と、社員の方々の情熱が伝わってきて、感動しました。
Gさん:私も正直、これまで冷凍食品にはあまりいいイメージを持っていなかったんです。でも、見学を通して、その印象が一気に変わりました。むしろ人の手がしっかり入っているからこそ、安心でありがたい商品なんだと気づきました。今後はもっと大切に買いたいと思います。
Hさん:私が感動したのは、「こんなに誇れる会社が、焼津にある」ということ。地元の自慢です。今回知ることができて、本当に良かったです。
Q:その他、今回の見学についてご意見やメッセージがあればお願いニャン!
Iさん:「正直、大げさではなく一生の思い出になると思います。」
スーパーで冷凍食品を見たり、手に取ったりするだけでは絶対に想像できない世界。実際に見て、聞いて、学んだことで、たくさんの“ありがたさ”を感じることができました。本当にありがとうございました。
【最終報告】
📌普段は入れない工場の中は、おどろきがいっぱい!
✅ -60℃の世界、さむすぎ!でもお魚のためには大事!
✅ 職人さんのお仕事があるから、おいしいお魚が食べられる!
✅ 地球や海を守るための工夫がされている!
「すげぇら焼津」は、知らなかったことをたくさん学べるイベントだったニャ!
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