前回かつおの栄養素のまとめ記事で紹介したように、かつおにはビタミンDが豊富に含まれています。
ビタミンDは目安量(不足にならない量)として成人は8.5μg以上の摂取が推奨されています。
鮭が含有量多く目立っていますが、かつおも一食分で一日分含まれているのが分かります。
次はビタミンDの効果についてご紹介します。
骨や歯の強化に カルシウムの手助け
ビタミンDには骨や歯の強化に効果があります。
骨を強くするためにはどうしたら良いか?と聞かれたら、カルシウムを多く摂る!と答える方は多いのではないでしょうか?
カルシウムは骨や歯などをつくっている栄養素で、体重の1~2%の重さで体内に存在しています。
しかし、カルシウムをたくさん摂るだけでは効果的ではありません。
カルシウムの吸収を助けてくれるビタミン D を一緒に摂取することが大切なのです。 カルシウムをいくらたくさん摂っても、ビタミンD が足りなければ十分に吸収されません。
ビタミンDには、カルシウムの利用を高めるという働きがあります。
腸や骨でのカルシウムの動きにかかわって、血液中のカルシウムやリンを一定に保ってくれています。
ビタミンDが不足すると体内のカルシウムの動きが乱れてしまい、子供では「くる病」、大人では「骨粗しょう症」などの骨の病気を起こしやすくなります。
成長中のお子様や高齢者ははカルシウムと共にビタミンDを意識して摂取しましょう!
さらに追記すると、ビタミンDは紫外線を浴びることで体内で作られる栄養素でもあります。
お子様に対しての過度な紫外線避けは「くる病」の原因となることもあるので気をつけていただきたいと思います。
カルシウムと一緒にかつおを取れるレシピとしてごまかつお
意外かもしれませんが ❝ ごま ❞ にはカルシウムが多く含まれています。
タレにつけるだけで作れる簡単レシピなので是非お試しください!
様々な病気予防に!
ビタミンDは免疫力を上げる効果が期待できます。
新型コロナウイルスやインフルエンザなど、感染症にかかりにくいという研究が進められています。
さらには糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果が期待されています。
そして今の時期沢山の人が悩んでいる「花粉症」
こちらもビタミンDの不足が重症化要因の一つとも言われています。
ビタミンDは日本人で不足しがちな栄養素です。
かつおにも豊富に含まれているため、意識的においしく摂取し、健康な体を維持しましょう!
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