今年は日中の暑さはもちろん、夜の気温も落ちず寝苦しい日々が続いています。
私も夜中暑くて目を覚ますことが何度もありました。
そのように寝苦しい夜の次の日は疲労感が残ってしまったり、集中力に欠けるような状態になりやすいですよね?
今回紹介するのは必須アミノ酸のイソロイシンです。
必須アミノ酸は食材から摂取しなければならないアミノ酸のことを言います。
かつおには必須アミノ酸がバランス良く含まれております。
そのなかのイソロイシンには疲労回復効果や集中力アップの効果が期待できます!
イソロイシンは、前回紹介しましたバリン同様BCAAに分類される必須アミノ酸です。
BCAAとは運動時に使用されるたんぱく質です。
しかし、BCAAを使うと筋肉中のたんぱく質を分解するため、鍛えても鍛えても筋肉が思うようにつかないため運動時に補給すべきアミノ酸です。
かつおと運動後に食べると良いとされる食材と含有量を比べてみました。
かつおがダントツで多いのが分かります。
バリンもイソロイシンも豊富なかつおはアスリートにオススメしたい食材です!
BCAAのアミノ酸は運動時だけでなく、夏バテ対策としてもオススメです。
夏バテは暑さによる疲れによるものです。
3つのBCAAにはそれぞれ疲労回復効果があります。
知らず知らずのうちに疲れている体を内側から整えましょう!
さらにイソロイシンにはこのような効果があります。
●神経機能を正常に保つ効果
イソロイシンは神経の働きをサポートする役割を持つため、脳から出された指令を素早く末端組織に伝達し、判断力や反射速度を上げる作用があります。
また、イソロイシンは集中力を高める効果があるといわれています。
人間は脳から命令が下されると、興奮系の神経伝達物質が放出され脳が興奮し集中することができます。
イソロイシンは興奮系の神経伝達物質の材料となるため、集中力を高める効果があります。
暑い時期の集中力低下にはぴったりな栄養素です。
●成長を促進する効果
イソロイシンは甲状腺ホルモンの分泌を促し、筋肉や体の成長を促進する効果があります。
甲状腺ホルモンとは、甲状腺から分泌され、全身の細胞に作用して代謝を促進する働きを持つホルモンのことです。
代謝が促進されることで、身長の伸びや筋肉の形成を促します。
●肝機能を高める効果
イソロイシンには肝機能を高める効果があります。
肝硬変の方は芳香族アミノ酸の血中濃度が高い一方、BCAAの濃度が低くなっています。
このようなアミノ酸のバランスの乱れは、肝性脳症や、まれに昏睡状態を引き起こします。
現在では、肝性脳症の予防をしながら必要なアミノ酸が補えるように、BCAAを用いた製剤も発案されています。
かつおにはビタミンB群も豊富に含まれているので疲労回復効果にもってこい!
お刺身やたたきはもちろんですが、EATでは色々な料理を紹介しています。
積極的にかつおを食べてこの夏を乗り切りましょう!
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