”赤いダイヤ”焼津ミナミマグロの解体ショーに行ってきました!

2020.12.17
まぐろ界で”赤いダイヤ”と呼ばれる、焼津ミナミマグロ。焼津鮮魚組合さん主催による食育イベント、ミナミマグロの解体ショーに行ってみました!

2020年11月5日、市内私立小川幼稚園にて焼津ミナミマグロの解体ショーが開催されました。
毎年、食育活動の一環として市内の園で開催される「焼津ミナミマグロの解体ショー」は、15年も続く焼津ならではの人気イベントです。

山福水産も鮮魚組合の一員ということで、今回は専務が代表して参加!あうんの呼吸で解体職人の岩本さんのサポート!
今年は新型コロナウィルスの影響で開催があやぶまれましたが、焼津市の支援もあり、今まで実施できなかった園でも今回実現できたそう。この日は小川幼稚園にて開催しました。

園児たちもその迫力に大興奮!もちろん、感染対策を万全に通常通りの「触れる」「食べる」の体験も行うことができました。
その様子と、解体ショーを主催した焼津鮮魚組合の岩本さんを取材しました。

■待ちに待った大興奮のショータイム!焼津で長く愛される”赤いダイヤ”に歓声が響きます!

焼津で27年間生活してきた私も実は初めてなので、取材とは言えかなりワクワク。
そして今回解体ショーに選ばれたのは、焼津ではお馴染み、”赤いダイヤ”と呼ばれる天然「焼津ミナミマグロ(インドマグロ)」。
鮪の中でも特に身が赤く、脂も甘みがあり、焼津で鮪と言えばミナミマグロというほどに地元の人たちから長く愛されています。焼津に来たらぜひ食べてほしい鮪です。

まず、横たわるミナミマグロを子供たちが触るところから。初めて見る自分たちの体と同じくらいのサイズの鮪を目の前に、興味津々。
そしていよいよ、大迫力な解体ショーのスタートです。包丁を入れると「すごーーーーい!」の大歓声。
「これは頭」「これは顎」「これは背骨」と切った身を一つ一つ説明するたび、園児たちはおおはしゃぎ。

最後の質問タイムは、みんな積極的!「どうしてまぐろという名前なの?」「どこでとれたの?」「どうしてしっぽがあるの?」と純粋な質問たちにほっこり♪
ちなみに『鮪』という名前の由来ですが、「目(まなこ)が黒い」ことからきているようですよ。みなさんご存知でしたか?


最後には、PTA、フラワー学級の皆さんのご協力もあり(加熱調理して)園児や先生方みんなでおいしく試食しました。​


■子供たちに知ってほしい、天然まぐろの本当のおいしさを・・・

冒頭でも紹介しました、今回解体ショーを行われた焼津鮮魚組合魚食普及担当の岩本さんへのインタビューです。

  • このイベントを通して、子供たちにどのようなことを伝えたいですか?

-まず、魚食の推進と天然の鮪のおいしさです。子供たちに”本当のおいしさ”を知ってほしいという思いでこのイベントを行っています。本来なら小・中学生の方が理解も深まるのかもしれませんが、あえてまだ固定概念のない幼稚園児に食べてもらい、本当の味を覚えてもらいたいですね。そして、これから食べていく中で本当に美味しいものをちゃんと選べる力をつけてほしいです。

  • 15年以上も続く貴重な食育イベントですが、コロナウィルスで何か影響はありましたか?

-今年は開催自体が困難でしたが、市の支援もあり、今までできなかった園も開催しやすくなりました。そして消毒やマスクの着用など感染対策も徹底してくれたので、普段通りの体験をしてもらうことができました。

新型コロナウィルスの影響で各イベント等、思うように行えない社会情勢にありますが、今回のように対策をしながら、市や各団体の方々が協力し合い、また少しずつできることが増えていくのはとても嬉しいですね。
子供たちにも、これから本当の味を知ること、私たちが生きるために口にするものは「生きものの命をいただいている。」ことを実際に見て触れて、食べてもらい伝えることができる、焼津だからこそのイベント。
売り手の私たちにはもちろん職人として、”みるチカラ”が必要とされますが、消費者としても本物を”みるチカラ”がとても大事だと思えた、15年と続く理由が良く分かる、とても貴重な体験だと実感しました。

 

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