
当社の従業員は、日本人だけでなく外国人技能実習生や派遣スタッフが多く在籍しております。加工現場や指導者の悩みは、言葉がうまく通じないこと。
日々指導する中で、“伝えたつもり、分かったつもり”が多く、いずれトラブルになるリスクもあります。
今までも当社では品質管理部により定期的な衛生指導を行っていますが、今回は外国人従業員も含め、多国籍言語に対応した講習会を開催。今回は清掃をテーマにスライドを使いながら、清掃時に気を付けること、用具の区分と使い方、管理について指導しました。
品管担当の石田はしっかり伝えなくてはと、3か国語のスライド作成に奔走していました!ところどころ音声翻訳を使いながら、理解してもらえるようコミュニケーションを図ります。
その甲斐あって、熱心にメモを取る外国人従業員の姿も見られ、一緒になって考えてくれている姿勢にとても感動しました。
終了後には多言語でオンラインアンケートフォームを活用し理解度の調査をしました。当社が現在Microsoft365を活用したDXを推し進めているといった背景もありますが、オンラインフォームを使用することで、多言語に対応しやすい、収集後に翻訳や管理・共有しやすいといったメリットがあります。オンラインが難しい場合は、手書きにも対応しました。年齢層も広いので、対応できない人のための余白も大事ですね。
回答を翻訳してみると、予想よりも理解度が高く講習内容に沿った感想に社長も驚きでした。良い品質を保つこと、異物混入などの事故防止のために、丁寧な指導を施してくださった品質管理の石田さんの気配りと労力に感謝です!
◆現場における変わりゆく人材事情
近年、建築や運送業界をはじめ、現場業務が人手不足が原因で倒産してしまう事例があるなど、国内の人材不足問題は深刻です。わたしたち製造現場においても、外国人技能実習生や派遣スタッフさんたちの力なくしては成り立たなくなってきているのが現状。
しかし、変わらず安心安全な商品をお届けするために、山福水産の職人として同じ意識を持ち、製品加工や衛生管理に取り組んでもらうことがとても重要です。
今後さらに増えていくであろう外国人従業員に対する教育に、彼らの言語に合わせて対応していくことは必須だと感じました。
それだけでなく、山福水産では藤枝MYFCさん主催、ホームタウン企業に従事する外国人技能実習生のための「ふっとさるかっぷ」の企画立ち上げに携わり、実習生皆さんの地域社会への参加機会創出や、シビックプライドの醸成、日本人との交流の促進など日本での生活をより健康的に楽しく過ごせるようサポートもしております。
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