旬を食べてダイエット⁉初鰹に含まれる成分とは!

2020.05.02
お家から出なくなって活動量は減ったのに食欲は減らない!体重は増える!そんな時にお家の食事にかつおを取り入れませんか?かつおをダイエットに励むみなさんに是非!

ステイホーム週間をどうお過ごしでしょうか。
私は家にいる時間が長くなり、ついつい食べ物に手が伸び体重計に乗るのをためらう毎日です。
暖かい日が続き上着が要らない日もあり、このまま薄着の季節がきてしまうと思うと恐ろしい限りです。

今回かつおに含まれる成分でご紹介したいのはヒスチジンというアミノ酸です。
なんとこのヒスチジン、ダイエットを助ける嬉しい効果があるのです。
ヒスチジンとは?ダイエットに嬉しい効果とは何か!
旬の初鰹を味わいながら、健康的な体も手に入れましょう!

 

ヒスチジンとは??

ヒスチジンとは必須アミノ酸と呼ばれる食物から摂取しなければならない重要な栄養素になります。
そのヒスチジンを多く含む代表的な食品で1番に名前が上がるのが鰹です。
ヒスチジンは青魚に多く含まれていますが、かつおは100gあたり2500mgも含まれています。

他の青魚と比べてこんなにも差があるんです!
体重×10mg(例 体重50kg×10mg=500mg)程の量が1日の必要量なので、かつおを食べれば一食でヒスチジンの必要量を補えます!

 

次はなぜヒスチジンにダイエット効果が期待できるのかをご説明します。

ヒスタミンとヒスチジンの働き

ヒスチジンにダイエット効果があるというのには、ヒスタミンという物質が関係しています。
ヒスタミンは体内にあるアミノ酸で免疫系の伝達物質でもあります。
アレルギー反応もヒスタミンによって起こると言われており、花粉症もヒスタミンの仕業なんです。

それだけ聞くといやなイメージしかありませんが、ヒスタミンは満腹中枢を刺激するホルモンでもあります。
よく噛んで食べるとお腹が早くいっぱいになりますよね?
これは咀嚼するとヒスタミンが分泌され、満腹中枢を刺激するからなんです。
ヒスタミンが不足すると食べても脳が満腹と感じにくい状態になります。

さらに、交感神経を刺激する物質でもあり脂肪燃焼を促進してくれます。
ダイエッターには嬉しい効果ですね、

ならヒスタミンを摂取すればいいじゃないか!と思いますよね?
先程説明した通り、ヒスタミンはアレルギー反応を起こす原因となるので過剰には摂取できません。
さらに満腹中枢を刺激するのはヒスタミンですが、ヒスタミンはそのままの状態では脳内には届かないので意味がないのです。

そこで登場するのがヒスチジン!
ヒスチジンはヒスタミンが突破できない所を通過し、脳内に到達します。
その後ヒスタミンへ変化し満腹中枢を刺激することで脳は満腹!と指令をだすのです。
満腹中枢が整うことで暴飲暴食を防ぐことが期待されます。

必須アミノ酸であるヒスチジンはアミノ酸スコアと呼ばれるもので質が決まってきます。

必須アミノ酸は1つが飛び抜けて含有していても意味がなく、1番低い数値のものの値で決まります。

栄養士でこれを習った時,木の桶と水で例えられました。
木板の1つでも短いと中の水はこぼれてしまいます。
満遍なく含まれていることが必須アミノ酸を摂取する上で大事なのです。

 

アミノ酸スコアは100に近い数値であることが理想です。

そして気になるかつおのアミノ酸スコアですが、なんと100!
必須アミノ酸がそれぞれ必要量含まれており、質のいいアミノ酸が体内に取り込まれます。
なのでヒスチジンに注目してかつおを食べるときは食べ合わせなどは気にせず好きな食べ方で食べてください!

定番のお刺身やたたき以外にもおいしい食べ方を多数紹介していますので、EATのページにてお気に入りを探してみてください!

ただ、かつおだけ食べれば痩せる。というわけでは決してありません。
何事もバランス。
色々なものを食べることが重要であることは忘れないで欲しいです。
しかし、生活の中で献立に悩んだ時にこの記事を思い出しかつおにしようかなと思っていただければ幸いです。

先の見えない自粛期間ですが、美味しいものを食べて乗り切りましょう。

 

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