かつおと必須アミノ酸 抗ウイルス作用がある!リシン編

2020.07.23
かつおで摂取したい必須アミノ酸。9種類それぞれ違った効能があります。今回はその中でリシンに注目しました!

かつおは必須アミノ酸を摂取するのに適した食材です。
以前紹介したヒスチジンも必須アミノ酸の一つです。

必須アミノ酸とは体内で合成できないため、食品から摂取する必要があるアミノ酸のことを言います。
全部で9つあり、それぞれ違った効能を持っています。
9つがバランス良く含まれることで質が良いとされます。

必須アミノ酸は木桶に例えられ1つでも低い数値があるとそこに合わせて効果が無駄になってしまいます。

 

一つががたくさん含まれているから、だけではいけないのです。

かつおは必須アミノ酸がバランスよく含まれている食材です。
必須アミノ酸をバランス良く含む食品は「良質のたんぱく質」と呼ばれ、アミノ酸スコアは最大100で表されます。
100に近いほど理想的なアミノ酸組成であるということです。

そして、かつおのアミノ酸スコアはなんと100!

理想的なアミノ酸組成になっています。

今回はその中でリシンについて紹介します。

リシンの効能

リシンには主に3つの効能があります。

①成長のサポート、抗体の材料
リジンは成長ホルモンの分泌を促すなど重要な働きを担っています。
カルシウムの吸収もサポートしてくれるため、成長に欠かすことのできない栄養素の一つです。

お子様のご飯をパンばかりに頼っていませんか?
小麦には必須アミノ酸が含まれていますが、リシンが不足しています。
主に小麦からたんぱく質を摂取している発展途上国はリシンが不足しがちであると判明しています。
お子様にはとても重要な栄養素となりますのでパンばかりに頼らず、主菜副菜とおかずを用意するようにしましょう。
もちろんおすすめはかつおです。

さらにリシンは体の組織の修復に関わる抗体やホルモン、酵素などを作るための材料となります。
抗体は細菌やウイルスを体内に侵入するのを防ぐため、今まさに重要な栄養素と言えるのではないでしょうか。

②集中力UP!
リシンは脳を働かせる栄養素として、疲労回復や集中力を高めるのに効果があると期待されています。
筋肉や各内臓、脳のエネルギー源となるブドウ糖が不足すると、疲労を感じたりイライラして集中力が続かなくなったりします。
このときリシンは、吸収したブドウ糖がエネルギーに変わるのをスムーズにする働きがあるといわれています。

かつおはリシン以外にもビタミンB群が疲労回復の手助けをしてくれます!

③肝機能のサポート
肝臓はアルコールなどの解毒や老廃物の排泄以外にも、エネルギーを産出して貯蔵するなど生命維持の重要な働きをする臓器の一つです。リジンはこのような肝機能をサポートするといわれています。
タウリンにも同様の効果があります。

 

 

コロナウイルスの猛威はまだまだ先が見えません。
しかしステイホーム週間に比べると、普段の生活に戻った方が多いと思います。

外出しなければならない、人混みに行かなければならない。
そういった中で手洗い・うがい・消毒と、バランスのとれた栄養も忘れてはいけません。

先の見えない今だからこそ、美味しいかつおを食べてこの状況を乗り越えましょう!

 

 

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