『こめふく』海のめぐみたっぷりなお米を味わうお店

2024.02.27
いよいよ「こめふく」オープンへ!焼津の魅力を詰め込んだ、海のめぐみたっぷりなお米をたのしむお店です。

米づくりから4年。土壌もお米の収穫量も十分に安定してきたところで、収穫したお米の販売先未定の課題だけが残る中、焼津市のワーケーション施設『焼津PORTERS』のフードコートへの出店が決まりました!

2023年の収穫量は1,230kにもなり、開始当初から社長が言っていた「作った米でごはんやをやりたいんだ!」がいよいよ実現です。
出店先の焼津PORTERSとは、旧焼津漁港のそばにある漁具倉庫をリノベーションしたワーケーション施設。
山福水産と焼津PORTERSの出会いは、焼津市が主催する施工前の漁具倉庫視察会でした。フードコートに出店する企業を探しているとのお話しに手を挙げて、2022年11月から「こめふく」オープンに向けて動き出しました。

◆お店の名前は『こめふく』

店名は候補から山福の社員のみんなの投票で決定しました。一目見て「お米に関するお店」「食べたらほんのり幸せを感じる」「山福の要素も入れたい」、当時はシンプルすぎるかなとか不安だったのですが、オープンしてみると、かわいいロゴと相まってすぐ馴染みお客様にも覚えてもらいやすかったので安心しました。

こめふくのロゴ

こめふく店頭

◆コンセプトとメニュー開発

こめふくのコンセプトは、「つながり」を大切にすること

水産と農業をつなげる:循環型農業でつくった海のめぐみたっぷりなお米をたのしんでもらう

地域とつながる:焼津の食材・メーカーを積極的に取り入れることで焼津の食品産業を知ってもらう

日本本来の食文化をつなげる:衰退する米食・魚食文化の推進・食育に活かしてもらう

まずお米の味をたのしんでもらうために、お米の味が生きることをベースに商品開発から始めました。
そこで、焼津の特産であるかつお節を使うのはどうか、そして産地だからこそできる「かけ放題」でお客さま参加型でたのしんでもらう。を軸にして試作を重ねていく中、シンプルで鰹節の風味も引き立つ、海洋深層水の塩と鈴勝さんの醤油の焼きおむすびにたどり着きました。塩の焼きおむすびは初めて食べたとき、満場一致で「これだ!!」になったことをよく覚えています。
実際にお店で提供していく中、鰹節のインパクトが大きかったのですが、最近では「お米がおいしい!」との声もいただくようになり、だんだんとこめふくのお米自体の認知もついてきているような気がします。
焼きおむすびはご注文いただいてから焼くため、5~15分ほどお時間をいただいておりますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。(混雑具合で前後いたします)

かけ放題かつおぶしに包まれたおむすび

注文を受けてから店長が焼いています

◆「うちのかつおとまぐろは、米で食うのがいちばんうまい!」

数ある農作物から米を選んだ理由は「うちのかつおとまぐろは、米で食うのがいちばんうまい!」から。
まずはおむすびから始めましたが、ゆくゆくは自社の製品と一緒に提供する目標がありました。
鰹・鮪の栄養をたっぷり含んで育ったお米とお魚そのものを一緒に食べることが、間接的ではありますが地球環境保全に貢献していることになります。そんなことを頭の片隅にでも思い浮かべて味わっていただけたらうれしいです。もちろん味付けにも手を抜いておりません♪
そして、2023年10月には「かつお茶漬け」、2024年2月から「びんちょうまぐろユッケ丼」などのどんぶりも始めました。

かつお茶漬け

びんちょうまぐろユッケ丼

◆焼津の食材を使って焼津を知ってもらう

お米と一緒に提供する食材は焼津産、焼津のメーカーさんのものを使うことで、焼津の特産の認知拡大につながれば嬉しいと思っています。こめふくを通して、事業として地域でのつながりを広げていくねらいもあります。
みそ汁のお味噌はカネジュウ食品さん、小ねぎはグリーンテックさん、お漬物はホソヅケ食品さん、と焼津のメーカーさんの商品を使わせていただいております♪

大御所おみそ汁

セットのお漬物

◆大切なお米、フードロス削減宣言!

こめふくでは1日に約1升(10合)を目安に炊いていますが、日によってはお米が残ってしまうことも…。丹精込めて育てた大切なお米は、お団子として生まれ変わっています♪
暖かい季節にはみたらし団子に、寒い季節にはおしることして、あたたかいお茶と一緒にご提供いたします。
ごはんからつくるおだんごは、おはぎのような食感で歯切れよくお子さまからも人気です。

みたらし団子とほうじ茶セット

おしることほうじ茶セット

お米が主役の「こめふく」海のめぐみたっぷりなお米をたのしむため、これからもメニュー開発や展開を考えています。こめふくを通して、海洋環境・農家が抱える問題や加工場で発生する残滓の存在、お米や焼津の食材そのものの味、おいしさを改めて知っていただく機会となれば嬉しいです。

 

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