身に着けて歩ける椅子「アルケリス」。冷凍かつお職人を支える強い味方の登場です。

2020.01.08
私たちの魚食文化を支えてくれているうちの一つでもある、冷凍鰹鮪の加工場。私たちが安心して鰹を食べることができるのも、ここで働いている職人たちのおかげです。そんな人たちの疲労を軽減させてくれるのはこれ!

私たちの食生活になくてはならない、栄養満点のかつお。
(かつおの栄養についてはライターみほが更新しておりますEATの記事をご覧ください^^)
そしていつでも手軽に安心して食べることができるのは、食べやすく加工・生産してくれている職人たちがいるから。今回はそんなかつお食を支えてくれる中の一つでもある、冷凍鰹鮪の加工場で働く職人を支えているある装置に注目しました。

立ち仕事がメインの工場。
皆様の食卓に安心して届けるためには常に集中して作業を行い、骨や異物の混入を防ぐ細かな目視チェックも欠かせません。そして一日約8時間の工場稼働中、立ったままでいるのは体力が必要です。何とかして足腰の疲労を軽減できないかと、たくさんの試行錯誤を行っていたある日、弊社の社長があるラジオ番組でたまたま発見したのが株式会社ニットー様の足腰らくらくサポート、身に着けて歩ける椅子『アルケリス』という装置。(歩ける×椅子→アルケリス)
元々は、医療現場で長時間にわたる手術における医師の皆さんへの足腰サポートや患者さんの歩行リハビリのために開発されたものなんです。
※先日、12/3に羽鳥慎一さんモーニングショーでも紹介されました。

「アルケリス」の開発者㈱ニットー代表取締役 藤澤さん

取材時の様子です^^

そこで、私たちにもいいのではないか!ということで2019年に山福水産の加工場にも導入を開始。導入から約1年、実際に装着している職人に使用した感想を聞きました。インタビューを受けてくれたのは山福水産加工場歴8年の女性川村さん。
入社当初からタタキラインに配属、今はスライスラインのベテランとして大活躍中です。この日はヘルプでタタキ真空室で検品作業を行っておりました。

〇装着前と後、疲労に変化はありましたか?
 ーはい。今まで長時間の立ち仕事で膝への負担が大きく、サポーターに頼っていましたが、おかげさまで負担が減り、かなり楽になりました。大きな動きの少ない仕事ですが、立ち仕事なので、座った状態での体勢でできるのは大変助かります。


〇実際に装着し、作業はいかがですか?
 ー今まで疲労から集中力が切れてしまったりがあったのですが、疲労が軽減された分、集中力が持続し作業効率が上がります。

〇作業への支障はありませんか?
ーここでの作業は、大きな動きもありませんから、特に支障はないです。動く際も最初はぎこちないですけど、慣れれば問題ありませんよ。まだ、階段など大きな動きがある時は難しいところがあります。

アルケリスと川村さん

このように、足腰に負担のかかる長時間にわたる立ち仕事で抱えていた問題が払しょくされ作業効率の向上や疲労軽減にとてもいい効果をもたらしているのです。

山福水産の加工場ではほとんどが立ち仕事。タタキ・スライスラインだけでなく、他部署でもまだまだ必要とされます。しかし、もともとは医療現場に向けて開発された製品。なんと水産加工場で実用するのは山福水産が初めてとのこと。

先日、ニットーさんとお話しさせていただく中で、以下の点を伝えました。山福水産加工場でより活用するには水や汚れなどに強く、固定時とっさの動作に対応できるか。立ったままと言っても動くことも多い工場。動きやすさも加われば大活躍間違いなしです!
これからより多くの水産加工場で職人たちを支え、さらに活躍されるのが楽しみです^^

 

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