2020年3月の冷凍大型一本釣り船かつお水揚げ結果と予測

2020.04.24
春本番、かつお冷凍一本釣り船の動きや漁場に少しずつ変化が出てきました。3月の水揚げ状況と4月の操業状況と今後の予測をお伝えします。

4月も後半、気温も少しずつ暖かくなり、黒潮の上昇とともに日本近海の海水温も上がっているようです。
恒例となりました、かつお冷凍一本釣り船の水揚げと漁獲状況をお伝えします。
過去と翌月以降はこちらからご覧いただけます。1月2月4月

まずは3月の水揚げ数量です。1月~2月に中南方で操業していた8隻の水揚げですが、なんと先月まで数量が落ち込んでいた7㎏以上の大サイズかつお含め、全体として昨年を上回る数量となりました。しかし、1,2月における不漁もあり、依然として供給数量は不足している状態とのことです。


相場は変わらず高いまま

先月より全体平均として13%程度下がっていますが、昨年2019年と比較すると水揚げ数量も上がっているのに価格は昨年の約150%へと高騰しています。その要因として、昨年は1,2月の漁獲水揚量が多く、各社鰹の在庫状況も間に合っており、需要と供給のバランスが良く例年通りとなっていました。しかし、今年は不漁が続き、かつおメーカー各社は今年に入ってから必要数量を満足に確保できていない状況にあるとのことでした。よって、3月の水揚げ数量は昨年より増えましたが、それよりもメーカーの原料確保のため需要が上回っていることから品薄高騰と呼ばれています。また、後でもお伝えしますが、4,5月より近海のビンチョウまぐろの漁が始まり、かつおの水揚げが減ることからさらに需要が高まっているようです。

大型一本釣り船の操業状況は南方から近海へ?

4月22日時点での大型冷凍一本釣り船の操業状況です。前号でもお伝えした通り、3月は船がドック入り(メンテナンス)することや、加えて新型コロナウィルスの影響を受け、外国人(東南アジア)の船員さんが日本への入国ができず、人員不足のため一部の船が出航できないという状況にあるそうです。
中南方~南方漁場については、操業隻数が数隻ほどと少ないため情報が入らずに不明となっております。また、ドック明け後、出航した船2~3隻が日本近海で獲れ始めているビンチョウまぐろを探し操業中です。以前は4~5隻ほどが操業していましたが、漁もまとまらないため、他船は南方のかつお漁へと移動しています。

現在焼津漁港に入港中の船が8隻、南方での操業は約10隻、近海では約3隻となっております。すでに日本近海で北上するかつお、ビンチョウ漁を始めている中型一本釣り船の漁獲量が安定してきたところで、大型船の操業が南方から日本近海へとまもなくに切り替えられると予測されます。例年では5月初め頃から漁が始まるのですが、今年は1か月程度早く、すでに近海でのビンチョウ漁を行った大型一本釣り船もあります。

新型コロナウィルスの影響などで今後のかつお漁への予測も難しくなっております。
皆様の生活においても、ゴールデンウイークも間近となりましたが、いつものような旅行や外食すらもままなく、未曽有の事態に戸惑っている方も多いと思います。しかし、季節は初鰹シーズンを迎え、スーパーなどにも旬のかつおが並び始めています。かつおには免疫力アップも期待できる栄養がたくさん含まれていますので、ぜひ『おうち時間』にはご家族でかつおを使った料理作って食べて健康でたのしい時間はいかがですか?

過去と翌月以降はこちらからご覧いただけます。1月2月4月

かつおアレンジレシピはEATにて掲載中です♪

 

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