食品の安心・安全が叫ばれる昨今、食品加工業において製品の検品作業がとても重要だと感じています。
食品をつくることと同時にお客さまへの安心・安全をお届けするのも私たちの仕事です。
今回は、ロイン製品の最終工程である、検品・計量職人を紹介します。
ここでは、削り工程まで完了した製品の最終チェックと梱包作業を行います。製品を箱詰めするだけでしょ?と、簡単そうに思えますが、そこにも職人たちの苦労やこだわりが。
職人歴13年のプライベートはウィンドウショッピングしながらのんびりまったり派な宇佐美さん、職人歴2年の週末はゲームの世界に没頭してランク上げするんだ!という小長谷さんにインタビューしてみました♪
作業に対してのイメージと、実際にやってみて思ったことはなんですか?
―宇佐美さん:ただ箱に詰めるだけかと思っていたら、実際には同時に製品の検品もしながら、さらに男節と女節を均等に入れ、計量するんだと知りました。
―小長谷さん:同じ作業の繰り返しだと思っていたが、商品規格ごと資材などが色々変わったりして覚えることが多かったです。
計量をしながら、次の加工の準備をしたり、作業に集中しながらも他にも気を配り、先を考えて仕事をしているんですね。
作業していく中で、自分なりのこだわりや工夫などはありますか?
―宇佐美さん:複数種類の計量をする際、どうしたら効率よくできるか考えながらやる。
―小長谷さん:尾の方の骨が残っていることがそこそこあるので、見逃さないよう気を付けています。
やりがい、よかったこと、達成感はどんな時に感じますか?
―宇佐美さん:未計量の魚があふれてしまったものを、一人でやりきることができたとき、達成感を感じます!
―小長谷さん:スキンレス製品(皮や血合いを完全に除去した形態)の時、安定して作業を進め終えたときです。
スキンレス製品はほかの形態に比べ、削りカスの付着や皮の削り残しの確認など、検品作業がとても忙しくなります。それと同時に計量もスムーズにこなす必要があるので、ハードです。
その分やり遂げたときの達成感はひとしお。
そして、とにかく製品を溶かさないよう、船からそのままの品質を保持できるように、効率よく行うことを常に意識して作業に臨んでいるようですね。
それでは、逆に大変だったことはありますか?
―宇佐美さん:製品の規格で18~25㎏の重量で計るものを持ち上げるとき、大変です。
―小長谷さん:加工の切り替えの時、製品が流れてくるまでに、次の加工で使う資材の準備を素早くすることです。
最後に、お客さまへのメッセージをお願いします。
―宇佐美さん:山福の商品はどれもおいしいので、ぜひいろいろ食べてみてください。
―小長谷さん:日々、製品の質を上げていけるよう努力し、向上に努めています。ぜひ手に取っていただけると嬉しいです。
実はわたしも入社当初、宇佐美さんと一緒に計量のお仕事をしていた期間がありました。仕事時間内外のメリハリがすごくきちんとした方で、作業中の厳しさで右に出る人はいないと思っています。
小長谷さんは、今年で3年目。ゲームで培った集中力を発揮し、かつおロイン加工部の計量場を仕切る、立派な職人さんに成長しました。最近ではステップアップし、削りのお仕事も少しずつチャレンジしているようです!
冷凍かつお職人の「みるチカラ」シリーズのバックナンバーは下記リンクよりご覧いただけます。
Vol.1 市場仲買人Vol.2 ロイン バンドソーVol.3 ロイン ワタ抜き・腹スリ
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